最盛期に比べても作品の本数が激減している等という様々な問題を抱えている現在の成人映画界。それは数だけに限らず作品の内容にも影響して来ている。「昔は今に比べると絡みよりも原作が重要なポイントを占めていましたから…有名な日本の純文学をいかにエロティシズムを表現できるか。というのが作り手の力量だった時代でした。最近は絡みをどう見せるか、というのがウリになっているので、昔からの成人映画ファンにとっては物足りない部分も多いんじゃないでしょうか?」と劇場スタッフは最近の作品について分析する。また、映画の主演女優にしても昔はシリーズものには必ず看板女優というものが存在しており、その女優のファンがついていた。そういった固定ファンがリピーターとして劇場を支えてくれていたのだが今ではちょっと売れてくると一般の映画やビデオに流れてしまうという現象が起きているのも事実としてある。「せっかくシリーズがヒットしているのに勿体ない話です」と嘆く。そんな中で神代弓子(イウ゛)や愛染恭子は今でも根強いファンが多い。やはり観客は作品と主演女優の艶技を観に来ているのだ。そういった状況の中でコチラの劇場は可能な限り良質の作品を提供しビデオでは得られない愉しさ、面白さを男たちに贈り続けているのである。(取材:2003年7月)
【座席】 252席
【住所】 大阪府大阪市中央区難波3-1-36 千日前国際会館地下 ※2008年3月31日を持ちまして閉館いたしました。
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