海岸沿いを走る国道134号線から車で5分ほど、複合商業施設“オリンピックシティ湘南”にある『シネプレックス』第1号館『シネプレックス8平塚』である。湘南という場所柄、海をイメージさせるデザインを随所に施し、広いロビーの天井を見上げるとヨットの帆とカモメを思わせるオブジェが…また、ロビー前面にあるスクリーンには季節に応じて、ライティングや映像が変化する演出でお客様を歓迎する。海をモチーフとしたデザインはロビーだけに留まらず、場内に入ると深いブルーを基調とした「夜の海」、落ち着いたレッドを基調とした「夕日が沈む海」をモチーフとした空間が広がっている。
「オープン当日はゴールデンウィークと重なったのとオリンピックシティとの相乗効果で多くの来場者で賑わいましたね」記念すべきオープン当時を振り返って語ってくれたマネージャーの関根高樹氏。「オープニング作品としてはアカデミー授賞作“恋におちたシェイクスピア”や通常シネコンでは上映しないミニシアター系の作品“ライフ・イズ・ビューティフル”をかけたんですが結構、女性のお客様が目立ちましたね」比較的、女性の来場者が多いのが特徴的な劇場だが他館と比べてもレディースデーにおける女性客の動員数が群を抜いているという。「平塚には昔からの商店街もありますから幅広い客層だと思います。最近ですと30代の平成ファミリーといわれる方々が増えてきて…そういったお客様に支持されていますね」
幅広い年齢層に支持されているのは、やはり落ち着ける空間であるからだろう。(事実、某テレビ局で行なった映画館総合ランキングで堂々の1位を獲得。20〜30代の女性から圧倒的な支持を受けたのだ)昨年末にシネマ8がTHXの認可を受け、大作が控える夏休みに向け本領を発揮するであろう『シネプレックス8平塚』の魅力は何と言っても上映作品のバラエティーさにある。 |