江戸時代に建てられた小倉城を望む歴史のある城下町─小倉。昔ながらの市場や商店街など人情が息づいている街だ。そんな小倉駅を中心に現在、再開発が進められ次々と誕生しているニュー・スポット…2000年11月オープンした“チャチャタウン小倉”に一番新しく『シネプレックス10小倉』がお目見えした。“ライティング・イリュージョン”をデザイン・コンセプトとしている通り、光あふれる演出で幻想的な世界へと誘い、様々な光の表情を見せてくれるのが特徴だ。 |
また、こちらは『シネプレックス』の中で最多の10スクリーンを有し、その内2スクリーンがTHX認定劇場となっている。場内はスタジアム形式で観易く、その上肘掛けを持ち上げればカップルシートに早変わりする。「オープンしてまだ半年、ここ1〜2年かけて今まで来たことのない人々に劇場の魅力をアピールしていく事が大きな課題。」と語るマネージャーの関根高樹氏。「まだまだ、地元の映画館との差別化が出来ていない状態ですからね。お客様に“また来たい”と思ってもらえるようなサービスをしていかないとならないです。」10という最多のスクリーン数を最大限に活かして既存の映画館では上映していない作品もかけているので徐々に来場者数も増え始めてきている。 |
また、サービスとして全『シネプレックス』同様ファーストデー、レディースデー、レイトショー割引がある。また、金曜日の朝1回目の上映作品に限り1200円で鑑賞が可能というのが、うれしいサービスだ。元々映画配給会社である“日本ヘラルド映画株式会社”が「映画を売るという事だけではなく、自分たちも現場で生のお客様に接したい」ということから劇場運営部門として発足された“ヘラルド・エンタープライズ株式会社”が母体となっているだけにきめ細かいサービスは随所に見られる。「やはりお客様には映画館で映画を観て、普段の生活とは違う有意義な時間を過ごしていただきたい。後はいかに我々スタッフが良い環境を提供出来るか…だと思うんです。昔と違い車で20分足らずの場所に、いつでも気軽に映画を観られる環境が整ってきているのだから映画館で映画を観る良さというのを皆さんが認識できるのではないでしょうか」その言葉を裏付ける様に、スタッフの笑顔が印象的な映画館が、ここ『シネプレックス10小倉』なのだ。(取材:2001年4月) |
『シネプレックス』の中でも一番広々としたロビーを誇るこちらでは同じ敷地内にある大観覧車を見る事が出来る“シネマ・カフェ”が充実。ゆとりのある“シネマ・カフェ”では入場開始までの待ち時間を有意義に過ごせるように配慮されており、全面ガラス貼りの壁面からは昼間は充分な自然光が取り入れられ夜になると“チャチャタウン小倉”のイルミネーションが楽しめ、実に快適な空間となっているのだ。勿論、映画を鑑賞される方以外のお客様も大歓迎で、いつでも誰でも利用できるレスト・スペースというわけだ。コンセッションでは上映している映画に絡めたドリンクなどを販売(例えば『ショコラ』の公開時にはホット・チョコレートなど…)したり季節に応じてメニューを変えたりするので、メニューは要チェック!“チャチャタウン小倉”でショッピングをして、映画を観る時は是非、クロークサービスを利用してもらいたい。荷物を手に抱えたまま窮屈な姿勢で映画を観るよりもヤッパリ手ぶらで鑑賞するに限る…そんな方の為にもこのサービスは本当にありがたい。 |