通天閣の近くに建つ洋画三本立興行と成人映画三本立興行を行っている『新世界国際劇場/国際地下劇場』。明治36年に開催された第五回内国勧業博覧会の跡地利用計画の一貫として都市型遊園地構想が浮上し、現在の場所を中心として芝居小屋や映画館の建設が相次いで行われた。昭和5年にオープンしたコチラの劇場も元々は“南陽演舞場”という芝居小屋だったが、昭和25年に映画館としてリニューアルオープンした。両館とも連日オールナイト興行を行っており、『新世界国際劇場』は場内も大劇場クラスの広さを誇り、スクリーンの大きさと迫力ある立体音響を体験して、1000円という格安料金でアクション映画を中心とした娯楽大作を楽しむ事が出来る。一方『国際地下劇場』も1000円で成人映画を満喫でき、特に入口の手描き看板が何とも言えない良い味を出している。劇場の外観は昭和初期に建てられた近代建築の素晴らしさを今に残しており重厚なデザインは国宝級と言っても過言ではないだろう。(取材:2003年7月) |
【座席】 419席 【住所】大阪市浪速区恵美須東2丁目1番32 【電話】06-6641-5931 |
【座席】 『トビタシネマ』192席/『飛田東映』192席 【住所】大阪府大阪市西成区山王2-14-3 【電話】06-6641-5801 |